アマルフィ遠望月の修道院(ロナ・コンヴェント)ホテルのアマルフィの塔の中にあるレストランでシーフードやトマトのスパゲティを堪能したんだけど、そのアマルフィの塔で楽しめるものがもう一つある。
それが上の画像にあるアマルフィの街の眺め。なかなかの風景でしょ。でも、ここから眺めるだけじゃもったいないよね。冷えた白ワインを飲んでノドを潤おし、スパゲティを食べてお腹も満足。そろそろ憧れのアマルフィの街を歩くとしますか。
アマルフィの街に向かう海岸通レストランを出て、海岸通を歩き、アマルフィの街に向かう。陽射しは強いけれども、地中海を渡ってきた海風が心地良い。フランス南部コート・ダジュールの街ニースの海岸通(プロムナード・デ・ザングレ)も良かったけど、このアマルフィの海岸通の散歩もいいね。
その海岸通で振り返れば、上の画像の眺めだ。中央やや右にアマルフィの塔。その左手の崖の上に月の修道院(ルナ・コンヴェント)ホテルの建物だ。私たちの泊まる部屋もあの建物の中にあるわけだね。
中世イタリアの海洋都市国家の旗イタリアで海洋国家といえば、海の都ヴェネツィアが頭に浮かぶかな。でも、中世イタリアにはヴェネツィアのみならず、アマルフィ、ジェノヴァ、ピサなどの海洋都市国家が栄えていた。そんな中世イタリアの海洋都市国家の旗がアマルフィに翻っていた。それが下の画像だ。
上の画像の一番右側、ちょいと一部が隠れているのは、言うまでもなくイタリアの国旗だね。そのすぐ左に見えるのはヴェネツィアの旗。描かれているライオンは、ヴェネツィアの守護聖人サン・マルコのシンボルだね。そのすぐ左側(左端から数えれば三番目)に見えているのは、斜塔で名高いピサの旗だね。
羅針盤の発明者とされたフラヴィオ・ジョイア中世イタリアの海洋都市国家の先駆となったアマルフィは、やがて各国の船乗りたちが従うことになる海洋法の基礎を作り上げたらしい。更にはアマルフィ生まれのフラヴィオ・ジョイアが羅針盤を完成させ、地中海の船乗りたちに広まったとされている。13世紀から14世紀の人物とされるフラヴィオ・ジョイアの像(下の画像)は、アマルフィの海辺に立っているんだ。
ところが、実際にはもっと昔から地中海の船乗りたちは羅針盤を使っていたらしい。更には、現在の学者たちの見解では、フラヴィオ・ジョイアなる人物は実在しなかったともされている。彼にちなんでジョイアと命名されたクレーターも月にはあるんだけどね。
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