ポポロ広場のポポロ門はローマの北の入り口だったローマの休日で名高いスペイン広場・スペイン階段から北西に歩いて15分ほどで到着するのがポポロ広場。下の画像はそのポポロ広場の眺めなんだけど、画像の中央に見えているのがポポロ門。その右手に見えているのが、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会だね。
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会は後でじっくりと見て歩くけれども、まずはポポロ門について。かつてフラミニオ門と呼ばれていたポポロ門は、中世のローマの北の玄関口だった。北からローマに到着した旅人は、このポポロ門で身分証明書などを提示し、市内に入る許しを得たんだそうな。
ローマ教皇シクストゥス5世が立てたポポロ広場のオベリスク北からの旅人がポポロ門からローマ市内に入ったところにあるポポロ広場。その広場に立っているのが、下の画像にあるオベリスクなんだ。このオベリスクを立てさせたのはローマ教皇シクストゥス5世。ポポロ門を目指す巡礼たちの目印とする為だった。
西暦1589年にポポロ広場に立てられたこのオベリスクは、紀元前1200年頃に古代エジプトで作られたものとされている。アブシンベル大神殿で名高い古代エジプトの王ラムセス2世に近い時代のものなんだね。高さは 36メートルもあるんだそうな。
ポポロ広場の噴水ポポロ広場に立つオベリスクの下には、噴水があった。それが下の画像なんだ。
長い長い旅の果てにローマに到着し、ポポロ門を入った人々を迎える噴水だね。この水が旅人たちの咽喉をうるおしたんだろうか。
ポポロ広場から見た双子教会上の噴水の画像の左端にも見えているけれども、このポポロ広場には双子教会として知られている二つの教会がある。それが下の画像なんだ。
この二つの教会の正式名称は、左側がサンタ・マリア・イン・モンサント教会、右側がサンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会。見事に左右対称に見える双子教会なんだけど、実は微妙に形や大きさが違う。右側の教会の方が敷地が大きいんだけど、それを感じさせないような設計になっているらしい。
ポポロ広場の東にはピンチョの丘双子教会から視線を左に移せば、ポポロ広場の東に広がるピンチョの丘(下の画像)が見える。
この丘に登れば、ヴァティカンのサン・ピエトロ大聖堂のミケランジェロのクーポラ(円屋根)まで見ることが出来る ・・・ らしい。登ってみたくはあるんだけど、今日は暑すぎるからね。
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