東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「春のポルトガル」

リスボン、シントラ、オビドス、ナザレなど

21. ポルトガルのヴィニョ・ヴェルデ (緑のワイン)

ポルトガルで買ったヴィニョ・ヴェルデのネコのエチケット

5月の旅でリスボンの空港に着陸してすぐに向かったのが、ユーラシア大陸最西端にあるロカ岬だった。その岬の大西洋の眺めも素晴らしく、土産物屋さんで絵葉書を買ったのはもちろんのこと。でも、絵葉書よりも印象的で、思わずその場で買ってしまったポルトガルのワインのエチケットが下の画像なんだ。

ポルトガルのロカ岬で買ったヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)のネコのエチケット

昔から私はネコが好きだった。というわけで、上のネコのエチケットが気に入ってそのワインを買ったということもある。が、エチケットに記されている GATAO (たぶん英語ではキャットだろうな)の下を読んで欲しい。少し小さく VINHO VERDE ヴィニョ・ヴェルデ。これがポルトガルで私が気に入ったものの一つ。このページの主役なんだ。

ポルトガルで初めて飲んだヴィニョ・ヴェルデ (緑のワイン)

ポルトガルで初めて飲んだヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン) ポルトガルで初めて知ったヴィニョ・ヴェルデ。到着初日、ロカ岬へ向かう途中のレストランでシーフードのリゾットを食べながら飲んだのが、右の画像にあるヴィニョ・ヴェルデだった。軽くて爽やかで、お昼に飲むのに最適だね。

そんなヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)について、資料などで勉強したことを下に整理しておくかな。

  • ヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)は普通の白ワインよりもわずかに緑色を帯びているように見える。

  • ヴィニョ・ヴェルデはポルトガルの北西部、ミーニョ川とドウロ川の間の地域で生産される。

  • ヴィニョ・ヴェルデのアルコール度数は 8.0-11.5 パーセント程度。一般のワインよりもかなり軽い。

  • 殆どが白ワインだけど、わずかに赤ワインのヴィニョ・ヴェルデも生産されている。

  • かすかに発泡性を帯びている。この泡はワインの中のリンゴ酸が乳酸に変化する際に出る炭酸ガスによるもの。いわゆるマロ・ラクティック発酵。

そんなヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)は、牛肉やラムなどには合わないし、魚介類でもしっかりとした料理には合わないだろうね。でも、ポルトガルでお昼を食べる際によく出ていたゆでたエビやシーフードのリゾットなどにはぴったりなんだよね。

ロンドンの自宅で飲んだポルトガルのヴィニョ・ヴェルデ

ポルトガルを旅していた4日間というもの、昼も夜も飲んで食べ続けていた。というわけで、昨夜ロンドンの自宅に帰宅した際には、しばし禁酒しようと家内と二人で誓ったんだ。

ロンドンの自宅で飲んだポルトガルのヴィニョ・ヴェルデ(緑のワイン)と缶詰のサーディン

ところが、その翌日の夜の食卓が上の画像。やっぱり今日も飲んでしまう。このページの冒頭にネコのエチケットの画像のあるポルトガルのヴィニョ・ヴェルデ。お昼に飲むのに最適な軽いワイン ・・・ とはいえ、ワインはワイン。禁酒の誓いは一日ももたなかったということだね。

ポルトガルで買ってきたイワシの缶詰が美味

どうせポルトガルのワインを飲むならば、ということでテーブルに載せたのは、旅行の最後にリスボンの空港で買ってきたイワシの缶詰。上の画像の中でもワインのボトルの左下に見えているけどね。オリーヴ・オイルで漬けこんであるみたい。オイル・サーディンということかな。これがまた美味くて、もっとたくさん買ってくれば良かったと早くも後悔するほどだったよ。

ロンドンの自宅で食べたポルトガルの缶詰のサーディンのパッケージ

そんなイワシの缶詰のパッケージが上の画像なんだけど、唐辛子が描かれているでしょ。今夜のイワシは唐辛子のピリ辛風味だったんだ。塩コショウの炭火焼にレモンを絞ったナザレの砂浜のイワシも美味かったけど、唐辛子ピリ辛風味もいけるね。ポルトガルは美味しいね。

ついでながら、この夜の他の料理は、ジャガイモとピクルスのサラダ、スライスしたトマト、それに戴き物の富山のカマボコ(ロンドンでは超貴重品)だった。


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