ワラキア公国とルーマニアの歴史

14. チャウシェスクの時代

• 1947年、ルーマニア国王ミハイが廃位させられた。やがて、ルーマニアを占領していたソ連軍を背景とするルーマニア共産党が一党独裁体制を築き上げた。
  
  
• 1965年、ニコラエ・チャウシェスクがルーマニア共産党の党首となり、政権を掌握した。
  
  
• 1967年、ニコラエ・チャウシェスクが国家評議会議長となった。
  
  
• 1974年、ニコラエ・チャウシェスクがルーマニア大統領となった。
  
  同じ年、第一次石油ショックが起こり、中東の石油を精製して輸出することに国家経済の将来をかけていたルーマニアは大打撃を受けた。
  
  
• 1976年、モントリオール・オリンピックでルーマニアの体操選手ナディア・コマネチが史上初の10点満点を獲得した。
  
  同じ年、ルーマニアの首都ブカレストで大地震が起こり、既に困窮していたルーマニア経済は更なる打撃を受けた。
  
  
• 1987年、トランシルヴァニアの街ブラショフの労働者が暴動を起こした。
  
  
• 1989年12月、ドイツを分断していたベルリンの壁の崩壊に続き、ルーマニアのチャウシェスク大統領の独裁政権が崩壊し、ニコラエ・チャウシェスク大統領夫妻が処刑された。
  
  

  たくさんの人々がデモに参加した大学広場 （ブカレスト、ルーマニア） 右上の画像は、ブカレスト市内の大学広場。1989年12月には、たくさんの人々が集まり、反チャウシェスクのデモに参加した。

  
  しかし、チャウシェスク後の政権を掌握しているのは、かつての共産党のメンバーたちを中心とする民族救済戦線だった。
  

関連書籍 参考になる・・・かもしれない本を探してみました。（本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。） 『赤い王朝 チャウシェスク独裁政権の内幕』 イオン・ミハイ・ペチェパ／恒文社 『きのうの祖国 東欧崩壊』 杉山隆男／筑摩書房 『独裁者の妻たち』 アンティエ・ヴィントガッセン／阪急コミュニケーションズ 『独裁者たちの仮面劇』 伊藤阿京／東京経済 『ルーマニア史』 ジョルジュ・カステラン／淡交社 『ルーマニア 人・酒・歌』 みやこうせい／東京書籍 『ルーマニア 伝説と素朴な民衆文化と出会う』 飯田辰彦／日経BP企画 『ドラキュラ伯爵 ルーマニアにおける正しい史伝』 ニコラエ・ストイチェク／中央公論新社 『オスマン vs. ヨーロッパ ＜トルコの脅威＞とは何だったのか？』 新井政美／講談社 『乾杯！ルーマニア 東欧の軌跡 - ヨーロッパの原風景を残す国』 竹内祥子／清文社

【参考】都市別ツアー ブカレスト（ルーマニア） by AB-Road （東京発） ブカレスト（ルーマニア） by AB-Road （大阪発） トランシルヴァニア（ルーマニア） by AB-Road （東京発） トランシルヴァニア（ルーマニア） by AB-Road （大阪発） シビウ（ルーマニア） by AB-Road （東京発） シビウ（ルーマニア） by AB-Road （大阪発） ブラショフ（ルーマニア） by AB-Road （東京発） ブラショフ（ルーマニア） by AB-Road （大阪発） シナイア（ルーマニア） by AB-Road （東京発） シナイア（ルーマニア） by AB-Road （大阪発）

【参考】ホテル検索 ブカレスト（ルーマニア） by Hotel Club

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