東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

バルセロナで冬の休暇
(スペイン 1995年12月)


06. ピカソ美術館 -2. (バルセロナ、スペイン)

残念ながら、バルセロナ(スペイン)のピカソ美術館の中では、カメラの使用が禁じられていたんだ。だから、ここではピカソ美術館で買った絵葉書を中心に話を進めていこうかな。

ピカソの描いた踊り子

ダンサー(ピカソ美術館、バルセロナ、スペイン) 右の画像は、ピカソが描いた踊り子のスケッチ。

1904年にパリ(フランス)に移住するまでのピカソは、バルセロナのゴシック地区にあるキャバレー「 4 ガッツ (クワトロ・ガッツ、あるいは四匹の猫)」の常連だった。

右の画像は、その店の踊り子の様子をスケッチしたものかもしれないね。




ピカソの描いたパリ旅行

パリへ行く(ピカソ美術館バルセロナ、スペイン) 右の画像は、パリ(フランス)へ行ったときのことを書いたスケッチ(漫画 ??)。

パリに移住する前のバルセロナ時代にも、親友のカサヘマスと共にピカソはパリへ旅行をしている。

右のスケッチは、そのときの様子を描いたものかもしれないね。

しかし、親友カサヘマスはジェルメーヌ・ガルガロという女性に失恋をした。その痛手から立ち直ることの出来なかった彼は、パリのモンマルトルでピストル自殺をしてしまったんだ。

親友の自殺は、ピカソの心にも癒されぬ傷を残した。そして、ピカソは傑作「喚霊」を描いた。その絵の中の白馬に乗った騎士が、亡くなった親友を描いたものと言われている。青く塗られた名画「喚霊」。それがピカソの「青の時代」の始まりだったらしい。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

ベラスケスの描いたマルガリータ王女とピカソ

ピカソ美術館で買った絵葉書の中の気に入りの一枚が下の左の画像(絵葉書の一部)なんだ。

ピカソによる「女官たち」 ベラスケスによる「女官たち」

言うまでも無いけど、ベラスケスの描いたマルガリータ王女(上の右の画像は、名画「ラス・メニナス 女官たち」の一部)をデフォルメしたもの。ピカソが76歳のときの58枚もの連作の一つなんだ。

余談ながら、ベラスケスの描いた「女官たち」のオリジナルは、プラド美術館(マドリッド、スペイン)にある。14歳のピカソは、そこでベラスケスの「女官たち」を見た。それ以来、彼はベラスケスを意識し続けていたらしいよ。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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