東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅バルセロナで冬の休暇
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パブロ・ルイス・ピカソとバルセロナ(スペイン)
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ピカソとフランコ独裁政権このピカソ美術館がオープンした1963年当時のスペインは、フランコ独裁政権によって支配されていた。しかも、1904年からパリ(フランス)に移り住んでいたピカソは、1936年に勃発したスペイン内戦の頃から、独裁政権には反対の立場をとっていたんだ。だから、スペイン内戦勃発以後、ピカソはスペインに入ることが出来なくなったんだけどね。そんなピカソの美術館をオープンさせるということは、フランコ統治下のスペインでは難しかっただろうと想像できるよね。でも、それをやっちゃうところが、スペイン(あるいはカスティリア)とは一線を画してきたカタルーニャらしいところかもしれないね。 バルセロナのピカソ美術館に大作は無いんだけど ...「ピカソ美術館」と名づけられたこの美術館なんだけど、実はピカソの大作が展示されているわけじゃない。少年時代 あるいは 無名時代のピカソの作品が多く展示されているのが、このバルセロナのピカソ美術館なんだ。展示されているピカソの作品の多くは、彼の両親が保存していたものや、ピカソ自身が寄贈したものなんだって。 しかし、子供の頃にピカソが描いた絵を見て驚いたね。既に芸術作品と言えるような絵だったんだ。ところが、私ときたら大人になって描いた絵でも「小学生の絵」だと評される始末。ピカソ美術館に行けば、画家になろうなんて気は完全に捨てることが出来ちゃうね。 ところで、残念なことに、この美術館の中ではカメラの使用が禁じられていたんだ。だから、ここでピカソの少年時代・無名時代の絵をお目に書けることが出来ない。その代わりといっては何だけど、次のページではピカソ美術館で買った絵葉書をご披露しようかな。
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