東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅冬景色のトルコ
|
関連書籍参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。) |
トプカプ宮殿のハーレムの女性達トプカプ宮殿のハーレムには、1,000人を越える女性達がいた時期もあったんだそうな。その中心となったのは、スルタンの正妻たち ... とは言えないんだ。というのも、バヤズィット2世(在位 1481-1512)以後のスルタンの多くは、女奴隷ばかりを相手にして、正妻を持たなかった。かつてはビザンティン帝国の皇女など近隣の王侯家の女性達を正妻にしていたんだけどね。 何故に近隣のお姫様たちを正妻にしなくなったかと言えば、答えは簡単なんだ。近隣諸国を全て滅ぼしてしまったから。強すぎるのも困ったもんなんだね。 そんなわけで、バヤズィット2世以後の歴代のスルタンたちは、市場で見目麗しい女奴隷を購入することになったんだ。ちなみに女奴隷市場で人気があったのは、ロシアを中心とするコーカサス系の女性たちだったらしい。 ついでながら大帝と称されるスレイマン1世の寵妃も、ロシア出身の女奴隷ヒュッレムだった。スレイマン大帝の後継者セリム2世を産んだのも、彼女だった。 そんな話もあるトプカプ宮殿の奥のハーレムなんだけど、印象的だったのは多くの青いタイル。 ブルー・モスクと同じく、全盛期オスマン・トルコを代表するイズニク窯で焼かれた青いタイルなんだろうね。
All rights reserved このサイトの画像 及び 文章などの複写・転用はご遠慮ください。
|