東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

冬景色のトルコ
(1997年12月 - 1998年1月)


27. トプカプ宮殿 (トルコ、イスタンブール)

ブルー・モスク地下宮殿アヤ・ソフィア大聖堂とイスタンブールを観光してきたんだけど、そう来れば次はオスマン・トルコ時代のスルタンたちが住んだトプカプ宮殿だよね。

オスマン・トルコのスルタンの居城 トプカプ宮殿

1453年にコンスタンティノープルを征服したオスマン・トルコのスルタン メフメット2世の命により建設された宮殿。1465年に着工され、完成したのが1478年。ちなみにメフメット2世が選んだ場所は、かつてのアクロポリスの跡地だった。

その後、1855年にアブドゥルメジドによるドルマバフチェ宮殿が完成するまで、歴代のオスマン・トルコのスルタンが居城としたのがトプカプ宮殿だった。

トプカプ宮殿の送迎門と行列の広場

トプカプ宮殿の送迎門(トルコ、イスタンブール) 右の画像は「送迎門」(あるいは中の門、挨拶の門)。1525年にスレイマン大帝の命で築かれた城門だ。

この門の向こうに「行列の広場」(あるいは外廷、第二の中庭)がある。

その「行列の広場」では、様々な行事が行われていた。

例えば、年に四回イェニチェリの兵士達は、この行列の広場に給料を受け取りに来ていた。そこで兵士達はスルタンの台所で調理されたスープやピラフなどをふるまわれた。

また、祝祭日には多くの家臣が行列の広場に集まり、祝いの儀式を行っていた。その際、家臣たちはスルタンの幸運・長命を祈ると共に、スルタンの上にはアラーの神がいるとスルタンの慢心を抑えたらしい。

関連書籍

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トプカプ宮殿の至福の門と内廷

トプカプ宮殿の入り口(トルコ、イスタンブール) 続いて、右の画像が「至福の門」。この門の向こう側が内廷あるいは第三の庭であり、スルタンの私生活の場となっている。

至福の門の向こう側に入ることが出来るのは、大宰相をはじめとするオスマン・トルコの高官など、ごく限られた人々だけだった。

そして、更に奥には、女性達と宦官の世界、つまりハーレムがあったわけだ。では、その奥への入ってみよう。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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関連書籍

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