東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

パリに住んだ ・・・ つもりの 9日間 (フランス)

パリからロワール、ノルマンディー、シャルトルまで

12. パリのオペラ座 (オペラ・ガルニエ)

パリのオペラ座(オペラ・ガルニエ)

今日のランチはエッフェル塔の上にあるレストラン「ジュール・ヴェルヌ」でパリを見渡しながら食べたんだ。料理もワインも景色も満足。でも、白ワインのムルソーに続いて、赤ワインまで飲んで、ちょいと眠くなってしまった。というわけで、アパルトマンに戻ってちょいとばかり昼寝。

すっきり目覚めてアパルトマンを出る。ぶらぶらと歩いて向かったのは、下の画像にあるオペラ座(オペラ・ガルニエ)だった。

フランスの首都パリにあるオペラ座(オペラ・ガルニエ)

このオペラ座、ちょいと大きすぎて、あまり近づくとカメラのレンズに入りきらない。地下鉄のオペラ駅を出てすぐにカメラを向けると、間違いなく近すぎるね。そこからオペラ大通りを少し南に下ったあたりからレンズを向けないとね。

パリのオペラ座って ・・・

パリのオペラ座は17世紀からの歴史があるんだそうな。但し、今のオペラ座(オペラ・ガルニエ)のある場所にずっとあったわけじゃなかったらしい。あちこち転々としていたんだそうな。

フランスの首都パリにあるオペラ座(オペラ・ガルニエ)の入り口

そして今のオペラ座(その入り口が上の画像)は13代目なんだそうな。その設計者がシャルル・ガルニエさんだったそうで、オペラ・ガルニエとも呼ばれている。工事が始まったのがフランス皇帝ナポレオン3世の頃の西暦1862年で、完成したのが西暦1875年だった。その着工から完成までの間に、フランスはプロシア相手の普仏戦争に敗れている。動乱の時代だったんだね。

ところで、このパリのオペラ座を設計したシャルル・ガルニエは、コート・ダジュールのモナコ公国にあるモンテカルロのグラン・カジノも設計したらしい。また、このパリのオペラ座の天井画を描いたのは、画家マルク・シャガールなんだそうな。(フランス南部コート・ダジュールのニースにはシャガール美術館がある。)

ついでながら、西暦1800年には、ナポレオンがオペラ座に向かう途中で爆弾による暗殺未遂事件に遭っている。そのオペラ座というのは、8代目のオペラ座だったらしい。(その頃のナポレオンはまだ皇帝にはなっていない。ナポレオンがフランス皇帝となったのは西暦1804年のことだった。)

更に余談ながら、イギリスの首都ロンドンで上演されているミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台となっているオペラ座は、今のパリのオペラ座なんだそうな。地下室も含めてあまりに広いもんだから、謎の誰かが隠れているという噂が出て、それがヒントになったらしい。

オペラ座近くのカフェで

そのオペラ座(オペラ・ガルニエ)の中を見学するつもりでやって来たんだけど、あいにくと舞台稽古が行われているということで、オペラ座の中に入ることが出来なかったんだ。

フランスの首都パリにあるオペラ座(オペラ・ガルニエ)近くのカフェ

仕方なく、オペラ座近くのカフェ(上の画像)でのんびり。パリってコーヒーも美味しいんだよね。ちなみに、日を改めて再びオペラ座に来たんだけど、またもや舞台稽古で入れなかった。どうも私たちはオペラ座には縁がないみたいだな。

アパルトマンで夕食にワイン、チーズ、オリーブ、ハム、ピクルス

オペラ座からオペラ大通りをぶらぶらと歩き、途中でスーパー「モノ・プリ」に寄って、夕食と朝食の為の買い物を済ませ、アパルトマンに戻る。早めに風呂に入り、汗を流してさっぱりしたら、部屋のテーブルで夕食だ。

フランスの首都パリのアパルトマンで夕食にワイン、チーズ、ハム、オリーブ、ピクルス

上の画像が、その夕食の様子なんだけど、近所のスーパーで買った食材もワインも美味いこと。チーズ、ハム、オリーブ、ピクルス。もちろん、私の大好物ばかり。レストランでの食事も良いけど、好きな物を買って来てアパルトマンで食べるのも楽しくて美味しいよ。


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