東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

パリに住んだ ・・・ つもりの 9日間 (フランス)

パリからロワール、ノルマンディー、シャルトルまで

30. オルセー美術館に印象派・ポスト印象派・・・ (パリ)

オルセー美術館には印象派・ポスト印象派などの作品がずらり

処刑前のマリー・アントワネットがいたコンシェルジュリーを見終えたら、シテ島から橋を渡ってセーヌ川の南岸に出る。そこから西へ 1kmあまり歩けば、オルセー美術館(その中が下の画像)に到着。

フランスの首都パリにあるオルセー美術館の内部

西暦1986年にオープンしたオルセー美術館は、原則として西暦1848年(2月革命の年)から西暦1914年(第一次世界大戦の勃発)までの間の作品を展示するんだそうな。

その結果、印象派やポスト印象派の作品が多くなっているらしい。もちろん、それ以外の作品も多いし、絵画・彫刻(ロダンもある)・家具工芸品(ガレもある)・写真など多彩な展示品があるんだけどね。

セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」

オルセー美術館で見た多くの作品の中で、まず取り上げる私の気に入りはポスト印象派の画家ポール・セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」(下の画像)だね。

フランスの首都パリにあるオルセー美術館にあるセザンヌの「サント・ヴィクトワール山」

このセザンヌはフランス南部プロヴァンス地方にある古都(古代ローマ帝国が築いたエクサン・プロヴァンス(エクス)で生まれ育ったんだけど、サント・ヴィクトワール山はその近くにあるんだ。そしてセザンヌのアトリエ近くからサント・ヴィクトワール山も見えている。

ゴッホの「オーヴェール・シュール・オワーズの教会」

続いてはヴィンセント・ヴァン・ゴッホの「オーヴェール・シュール・オワーズの教会」(下の画像)だね。

フランスの首都パリにあるオルセー美術館にあるゴッホの「オーヴェール・シュール・オワーズの教会」

ゴッホの作品はどれも好きだし、その中でも上の作品は好きなものなんだけど、この「オーヴェール・シュール・オワーズの教会」を完成させて間もなく画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホが自殺したということを知って、とにかく強い印象を持ったんだ。

ちなみに、画家ゴッホは、パリからフランス南部プロヴァンス地方の街アルルに移り、そこで耳を切り落とす事件を起こし、近くのサン・レミ・ド・プロヴァンスの精神病院に入院し、そこを退院してパリを経てオーヴェール・シュール・オワーズに行ったらしい。ちなみに、画家ゴッホはアルルを気に入っていた。そこで多くの作品を描いたんだけど、その中にはこのオルセー美術館で見ることの出来る作品も少なくないね。

モネの「ジヴェルニーの舟遊び」

そして特に気に入りの作品は、下の画像にあるモネの「ジヴェルニーの舟遊び」だね。

フランスの首都パリにあるオルセー美術館にあるモネの「ジヴェルニーの舟遊び」

だって、つい数日前にノルマンディーのジヴェルニーにあるモネの家へ行って、上の作品にも描かれている池のほとりを歩いてきたところだからね。モネのジヴェルニーと聞けば思い出しちゃうよね。そういえば、そのモネの家の睡蓮の池には上の作品に描かれているような舟もあったよ。


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