ニースの海岸通プロムナード・デ・ザングレサヴォワ公家宮殿の脇のサレヤ広場で花市や食べ物市を見て、少し南に歩けば、すぐに海辺に出る。その海辺の散歩道(下の画像)が、ニースの海岸通(プロムナード・デ・ザングレ)なんだ。
このニースの海岸通は、プロムナード・デ・ザングレ(訳せばたぶん「イギリス人通り」・・・かな)とも呼ばれる。というのも、冬のイギリスを脱出して(ロンドンも冬が長くて暗くて寒くてジメジメしている・・・)、明るくて暖かいニースで冬を過ごすお金持ちのイギリス人がこの海岸通の建設にひと役買ったからなんだ。
ニースの海岸通から眺めた地中海そんな歴史を持つニースの海岸通プロムナード・デ・ザングレから眺めた地中海の風景が下の画像。
実は昨日もこの海岸通プロムナード・デ・ザングレを歩いてはいる。でも、ニースのカーニバルの花のパレードの真っ最中だったから、通りには特設スタンドもあったし、カーニバルの女王や花々で飾られた山車に眼を奪われて、地中海は見えなかったんだ。
海岸通プロムナード・デ・ザングレにあるネグレスコ・ホテルそして昨日は夜になって再びこのニースの海岸通プロムナード・デ・ザングレに来ている。というのも、この通りにある老舗ネグレスコ・ホテルのレストランでディナーを予約していたからね。
ちなみに、ニースのこのあたりには様々な国と地域の料理を出すレストランが並んでいる。ニース料理はもちろん、イタリアン、スパニッシュなどもある。もちろん、中華料理のレストランもある。地球上で中華料理店を見つけることの出来ない街はないからね。
ニースの海辺そして下の画像はニースの海辺。海はもちろん地中海だね。このニースの海辺は石浜なんだ。これが砂浜ならば完璧だったんだけどね。それでも、夏には多くの人々がニースの海辺にやって来るんだそうな。今は2月ということもあって静かな海辺なんだけどね。
このニースが津波に襲われたことがあるらしい。西暦1979年のこと。地震によるものではなく、海底の地形が崩れて起こった波だったらしい。その津波によって、ニースの海辺では23人の方々が亡くなったんだそうな。いくら明るくて静かでも、海は時に怖い顔を見せるんだね。
ニースで起こったテロ事件西暦2016年7月のことなんだけど、このページでご紹介したニースの海辺のプロムナード・デ・ザングレで悲惨な事件が起こった。革命記念日の夜の花火を見物していた人々をトラックがなぎ倒し、80人以上の人々が亡くなり、200人以上の人々が負傷したらしい。トラックに乗った犯人は 2kmにわたって人々を跳ね飛ばし、警官との銃撃戦の末に射殺された。犯人は北アフリカ出身のフランス人であり、イスラム過激派の呼びかけに応えて犯行に至ったとも言われている。 この事件の前年11月にはパリでも大規模なテロがあったけど、フランスを中心とするヨーロッパはとっても難しい状況にあるんだね。
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