東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

旅行記 「エミリア・ロマーニャとトスカナ(イタリア)」

59. フィレンツェのボボリ庭園を散策

ボボリ庭園のグロッタ

ボボリ庭園のカフェで中世の塔の街サン・ジミニャーノの白ワインを飲み、軽くお昼を食べ、フィレンツェの眺めを堪能した。その後はボボリ庭園を散策しなきゃね。

フィレンツェのピッティ宮殿の裏手にあるボボリ庭園のブオンタレンティのグロッタ(イタリア)

広い広いボボリ庭園の見所は多いんだけど、その一つが上の画像にあるブオンタレンティのグロッタかな。西暦1588年に完成したものらしい。グロッタとは洞窟のことらしいけど、グロッタという言葉がグロテスクの元になったんだそうな。

上の画像の中にメディチ家の紋章も見えているよね。このボボリ庭園を造営させたのは、ピッティ宮殿を買い取ったメディチ家のフィレンツェ大公コシモ1世だった。その後もボボリ庭園はメディチ家の人々の私的な場所だったそうな。今は一般に公開されているけどね。

ボボリ庭園のネプチューン(海神)の池

ボボリ庭園には、下の画像のような水辺もある。これはネプチューン(海神)の池なんだそうな。

フィレンツェのピッティ宮殿の裏手にあるボボリ庭園のネプチューン(海神)の池(イタリア)

さすがに 6月のイタリアは暑くて、水辺の眺めと風は有り難いよね。

ボボリ庭園から眺めたピッティ宮殿

それにしてもこのボボリ庭園は広い。途中で何処を歩いているのかもわからなくなっちゃったよ。散策というよりも迷子だよね。

フィレンツェのボボリ庭園から眺めたピッティ宮殿(イタリア)

やがてピッティ宮殿の近くまで戻ってきた。上の画像がボボリ庭園から眺めたピッティ宮殿の裏手なんだ。ピッティ宮殿の正面よりも、この裏手の眺めの方が良いかも。

旅のフィナーレを飾るディナー ・・・ だったけど

さすがの暑さに私たちも参った。朝とは様変わりに観光客で大混雑のヴェッキオ橋を渡り、ホテルに戻る。涼しい部屋でお昼寝だ。

お昼寝から目覚めたのは夕方の5時半。風呂につかり、入念にヒゲをそり、ジャケットやシャツに着替える。というのも、今夜のディナーは今回の旅のハイライトだからね。

フィレンツェのレストラン「エノテカ・ピンキョーリ」で飲んだワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」のエチケット(イタリア) 今夜のレストランはフィレンツェの誇る高級レストラン「エノテカ・ピンキョーリ」。今はミシュラン二つ星だけど、3年前は三ツ星が付いていた。その3年前にその店で食事をして、素晴らしい思い出のディナーとなったんだ。その店で今回の旅のフィナーレを飾ろうというわけだ。

でもね、3年という歳月は短いようで長いみたい。私たちの期待は見事に裏切られた。3年前はあれほどに素晴らしかった店で、とってもがっかりさせられてしまった。料理のレベル、スタッフの対応は確かに落ちていたね。星が一つ消えたのも納得できちゃったね。

但し、ワインは素晴らしかった。「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」のリゼルヴァ(右の画像がそのエチケット)は極上だった。それだけに他の諸々が惜しまれるね。

ところが、その後の「エノテカ・ピンキョーリ」はミシュラン三ツ星に復活したみたい。あの素晴らしいレストランに戻ったのかもしれないね。もし機会があれば、再びフィレンツェを訪れて、あの店でディナーを楽しみたいもんだ。


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