東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

春のブルガリア
東欧(1997年5月)



03. アレクサンドル・ネフスキー教会
(ソフィア、ブルガリア)

ブルガリアの首都ソフィアの観光名所は、ほぼ 1km 四方の範囲内にあるから、歩いて観光するのにも便利なんだ。但し、徒歩で観光する時に油断しちゃいけないよ。

ジプシーの子供たち (ソフィア、ブルガリア)

私達が街を歩いているのを見かけたおばさんが、突如として大声を張り上げた。もちろん、何を言ったんだか私達にはわからない。

やがて、通りの角から飛び出してきたのはジプシーの子供たち。何をするわけでもないんだけど、私達につきまとって離れない。ガイドのシルヴィアさんによれば、ちょっと油断すると、バッグの中から獲物を抜き取り、走って逃げていくんだそうな。

ということは、歩いている私達を見かけた時のおばさんの叫びは「太郎、次郎、花子。鴨がネギしょって歩いているよ。さっさと仕事しな !! 」って言っていたのかなあ。

余談だけど、イタリア首都ローマを旅行するときには、ジプシーに気をつけなきゃいけないよね。もちろん、ローマだけに限らない。私はミラノジプシーに襲われたことがあるんだ。他にもスペインなどでも危ないとか言うよね。皆さん、旅行中は常に油断大敵ですぞ。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)

アレクサンドル・ネフスキー教会
(ソフィア、ブルガリア)

1878年にブルガリア公国が成立し、ブルガリア人たちがオスマン・トルコの支配を脱することが出来たのは、ロシア帝国の将兵の戦いによるものだと解放者騎馬像のところで書いたよね。

アレクサンドル・ネフスキー教会の祭壇(ソフィア、ブルガリア) でも、ブルガリア解放に対するロシアの支援を感謝を示す最大のモニュメントは、なんといってもアレクサンドル・ネフスキー教会だね。(右の画像は、教会の主祭壇)

アレクサンドル・ネフスキーというのは、侵攻して来たカトリック勢力から正教の国を守った13世紀ロシアの英雄なんだ。つまり、正教の国ブルガリアを、異教徒の国オスマン・トルコから解放したロシア帝国の将兵は、正教の英雄だということなんだろうね。




金色の丸屋根が輝くアレクサンドル・ネフスキー教会
(ソフィア、ブルガリア)

そんなブルガリアの人々の思いを込めて立てられたアレクサンドル・ネフスキー教会の全容が下の画像。金色のドームが青空の下で輝いているでしょ。

金のドームが輝くアレクサンドル・ネフスキー教会(ソフィア、ブルガリア)

ちなみに、ドームの高さは 42メートル、左側にある鐘楼の高さは 52メートルだってさ。

クリプトにはイコンのギャラリー

大事なことを書くのを忘れていた。上のアレクサンドル・ネフスキー教会の地下にあるクリプトは、ブルガリアのイコンのギャラリー(国立美術館の分館)になっているんだ。約 170点ものイコンが並べられていて興味深いから、お見逃しなく。(もちろん、私の大好きな聖ジョージのイコンもあるよ。)

但し、地下のクリプトに入るには、注意すべきことがある。ガイドのシルヴィアさんによれば、クリプトの中でも、スリやかっぱらいに注意しないといけないんだって。ジプシーらしくない格好をしたジプシーが、貴方のバッグの中を狙っているらしいよ。しかし、教会の中にまでねえ...。

もう一つ。クリプトの中ではカメラの使用が禁じられていたんだ。だから、残念ながら、イコンの画像は無し。申し訳ない。

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


関連書籍

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