東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅
春のルーマニア
東欧(1998年5月)


27. ルーマニアの土産物

ルーマニア正教の総本山 ブカレスト大聖堂を見終わり、4泊5日のルーマニアの旅も終わりだ。

ルーマニア最後の食事は、ブカレスト市内の湖畔のレストランで昼食。ケバブと魚のフライとリースリンクの白ワイン。旅も終わりだと思うと、ほっとする面もあるけど、なんだかさびしいねえ。

日はまた昇る

そのレストランのトイレで、ロス・アンジェルスに住むアメリカ人と知り合いになった。アメリカ人といっても、元々彼はルーマニア人なんだって。25年前にルーマニアから亡命したらしいよ。

その男が言うには、現在の経済崩壊に苦しむルーマニアを見ると胸が痛むらしい。「でもさ、私が経験したわけじゃないけど、第二次世界大戦後の日本は、もっとひどい状態だったんじゃないかな。それでも復興は成し遂げられた。この土地にも、日はまた昇るよ。」という私の言葉は、少しは慰めになったかな。

ルーマニアで買った土産物

以上で、ルーマニアの旅は終わり。最後にルーマニアのワインのページを用意してあるんだけど、その前にルーマニアで買った土産物を見てね。

ルーマニアのパン・フルート 右の画像は、ドラキュラ公ゆかりの城として人気のブラン城の売店で買ったパン・フルート。

もちろん、ブラショフのレストランで聞いたパン・フルート奏者のように演奏できるわけじゃないんだけどね。

ルーマニアで買ったエミール・ガレのガラス器のレプリカ 右の画像は、ブカレスト市内のアンティーク屋で買ったエミール・ガレのガラスの花瓶のレプリカ(複製)。二点で90ドル(約 12,000円)だった。

どうして、ルーマニアでエミール・ガレ ?? なんて質問は却下します。




ちなみに、ブカレスト市内のアンティーク屋はなかなか面白かったよ。特に様々なイコンが興味深かった。でもねえ、「これは !!」というイコンはさすがに高いんだ。安いものでも15万円程度はしたから、さすがに手が出なかった。それに国外持ち出しが可能かどうかも不安だったしね。

ルーマニアの首都ブカレストで買ったドラキュラのモデルとなったヴラッド・ツェペシュの肖像画 右の画像は、チャウシェスク宮殿(国民宮殿)の近くの売店で買ったもの。ドラキュラのモデルとなったヴラッド・ツェペシュ(串刺し公)なんだけど、なかなか可愛いドラキュラ君でしょ。

ガラスの裏に描いてあるんだけど、お値段は5ドル。素朴な木の額に入っているんだ。

そして、下の画像はルーマニアの土産物の記念写真。ワインに関しては、次のページから報告します。

ルーマニアの土産物の記念撮影




旅行記 「春のルーマニア」
(1998年5月)

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索




ヒデさんのルーマニア・レポート

2002年7月にルーマニアへ行かれたヒデさんからメールが届きました。読者の皆さんの参考になるようなルーマニアの最新情報が書いてあります。ヒデさんの御承諾も戴きましたので、ここで御紹介しますね。特に個人旅行でルーマニアへ行かれる方に役に立つ情報が満載ですよ。

ヒデさんのルーマニア・レポート(2002年7月)

キクさん、こんばんわ。

以前、「ルーマニアに行きますけど不安で...」メールを送り、心強くなるアドバイスをいただきましたヒデです。その節は、いろいろとありがとうございました!

ブラショフへ行く

心配していたほどではないにしろ、初日と2日目(初日は深夜ホテル泊だけだったので実質後者が初日)は、やはりいろいろカラまれました。(アヤシイ客引きに)

まずブカレストノルド駅前に「6か8ユーロ(覚えてない)でブラショフまで行く」と言ってきたヤツがいました。たしかタクシーだかバスだか言ってた様な気がします。最初ヒかれて聞きましたが、怪しく思い途中でNoと言って去りました。

しかし、ついてきていろいろ世話をするんです。自分も周りの状況を知る事でイッパイだった事もあり、 結果タバコ代とか言って5万レイの要求にチップなんだろうなと思い、出してしまっていました。コレも勉強代!(笑)

ブラショフのホテルとブラン城

ブラショフに着いて早速客引きにマークされます。(まるでトッティ)。彼の名はクリスティーン。利用者に書いてもらったかの様なノートを見せられます。中には日本語で書いてあるページもいくつか。。。ナンでもボスは、グレッグ&マリアだそうです。(後に気付いたんですが、恐らく全てウソ=たぶんボラれました。)

「$20→$16だよ!広い部屋でテレビもあるよ。」とは売り文句。ここでも自分は「シーズン中のホテルに比べたら一泊$16は安いか」と思い、当初予定していた3泊分を払い、おまけに「ブラン城にも往復$16で行くよ。」と言ってたので、面倒なトコにあるのを知ってた自分は頼みました。(計$64)

しかし上記のおかげで、ブラン城の計画がサクッと進んだ関係で、予定より一日少なく周れる事になったので、(←ブラショフ&シギショアラ)1泊分キャンセルしてもらおうと思いましたが、クリスティーンは捕まらず。宿主も連絡先を知らないと言っていました。(たぶんウソ)結局1泊分捨てて、シナイヤに向いました。(戻るカタチですね)

その後はダマされる事なく、ボラれる事もありませんでした。たぶん...。その頃になると、環境や金額に慣れてきたのでしょうね。

ルーマニアのタクシーの相場

一応、タクシーの現在の大方の相場を。。。

空港〜チシュミジウ公園近辺→$25(夜も朝も)
チシュミジウ公園近辺〜ノルド駅→$3
ブラショフ駅〜中心街→約22〜5Kレイ

なおシナイヤ〜ブカレストは、マキシタクシー(ワゴン車に20人くらい!?)での移動でした。(しかもベンツ)2H弱で、確か10万レイくらいだった様な気がします。(金額は不確かです)

楽しかったルーマニアの旅

上記の事以外は問題なく、すごくよい旅でした!以外に日本と近い感じがしたトコもありましたし、(気候や街の所々が)トンガリの黄土色が見れました。教会や家屋ですね。高い山にも登り、犬もカワイかったです♪(コ汚いのもいましたが含めて)

個人的には、シナイヤ僧院の坂を少し下ったトコのカーブ辺りにいたレース売りのおばあちゃんがすごく気になりました。売り込むワケでもなく、汗を拭きながら一息ついて座っている姿を見ると「買おうかな?」って気になりました。

長々と書いてしまい、申し訳ございません。m(..)m キクさんへの感謝とご報告に加え、今後行く方へのご参考となれる様な情報も兼ねたつもりです。

またHPに遊びに来たいと思います。重ね重ねありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

ヒデ



キクさん

こんばんわ。お返事をいただきありがとうございます。

ルーマニアのホテル事情

ちなみに自分の利用したホテルは...
(全て“地○の歩き方'01-'02”に載っていますが.笑)

Bulevard(ブカレスト):
某有名代理店H○Sタリフにも載っているホテル。フロントの人はとても親切。部屋も広いが、バスタブがちょっと古めだった。いきなり夜行ったのでムリもないかも知れないが。ちなみに自分はこのホテル、某代理店にて予約してもらいました。なので、¥9400。

Palace(シナイア):
一見冷たそうな表情にキビッっとした動き、金髪に白い肌で端正なマスク。そんな、まるでロシア人の様な(自分のイメージ)ボーイがいる。しかし話してみるとすごく気さくでイイ人。観光スポットなどをレクしてくれたり、電車の時刻を教えてくれたり。$50(2002.7月中旬)=約6000円。

Central(ブカレスト):
新しい内装と1Fのマクドは評価高し!(笑)チシュミジウ公園に近いので、ひと通りブカレストのポイントを押さえて後の夕方、その公園でくつろぐってのも粋ではないでしょうか。このホテルの場所は、以外に重要ポイントの中心になってたりすると思います。(国民の館や革命広場など)
$76(2002.7月中旬)=約9000円。

ルーマニアの旅の注意点

旅行者が特に気をつけるべき事。
・日本語の書いたノートを見せられても信用しない事。
・必ず値段を聞くなど相手が言い逃れが出来ない様、確実にしておく事。
・あやふやな態度をとらない事。(Noと言おう!)
・ボケッとしない事。(笑)

自分の教訓→予定をたてていたとしても変更も考えられる場合、宿(特にプライベートルーム)は、とりあえず1日もしくは2日のステイにしておく。延泊は、向こうも商売なので必ずナンとかなるだろうし、気に入らなくても2日ならガマンも出来るし。。。(笑)
なければ他を探せばいい。

マキシ・タクシー

“マキシタクシー”の存在は知らせてあげた方がよいかと思います。上記旅行本にもその存在は載っておらず、英語の苦手な自分は理解に苦労しました。あと様々な本などにイタリア語は方言程度の差しかないなどと書かれていますが、過信してはイケないですね。(苦)

分からない人もソコソコいました。(↑自分の唯一の得意言語だっただけに、メチャ頼りきってました。)やっぱり頼りになるのは“英語”です。(無論ルーマニア語が一番ですが)

では、失礼します。

P.S. ルーマニアのスパゲッティは柔らかくて、自分は好きではないです。(苦笑)

ヒデ


なるほど!!お役立ち情報満載のレポートですね。ヒデさん、有難うございました!また旅に出られたら、色々と教えてくださいね。



ルーマニアのワイン

というわけで、旅行記 「春のルーマニア(東欧)」は完結です。でも、このコーナーには続きがあるのです。日本ではさほどポピュラーとも思えないのですけど、ルーマニアのワインは安くて美味しいのですよ。そのルーマニアのワインについて、まとめて見ました。ワインに興味のある方は、ついでに見て行って下さいね。

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ルーマニアのワインのページが終わっても、このコーナーは続きがあります。「ルーマニアの現在と歴史」のページ。ルーマニアの歴史も興味深いですよ。ついでに読んで行ってはどうかな。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




姉妹サイト 「イタリア三昧+マルタ」



イタリアとマルタに興味のある方は、姉妹サイト「イタリア三昧+マルタ」をチェックしてみてくださいね。ローマフィレンツェナポリピサアマルフィなどイタリア各地、マルタ島とゴゾ島の入門編聖ヨハネ騎士団にゆかりのマルタを尋ねた旅行記を集めました。


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