パリから列車でシャルトル昨日は老舗のレストラン「タイユヴァン」で食事はしたけど、昼も夜もワインを飲み、観光にも出かけないでぐうたらしてしまった。が、今日は朝から元気に早起きをし、パリ市内の南部、セーヌ川の南側にあるモンパルナス駅にやってきた。(下の画像はパリのモンパルナス駅のホーム。)
このモンパルナス駅から乗り込んだのはル・マン行きの特急列車。09時24分に発車。(ちなみに、イングランド征服王ウィリアム1世ゆかりのバイユー・タペストリーやカーン城、ジヴェルニーにあるモネの家の「睡蓮の池」などを見にノルマンディーへ行くならば、パリ市内の北部にあるサン・ラザール駅から列車に乗るんだ。)
フランスののどかな田園風景パリのモンパルナス駅から乗り込んだのは、特急列車のファースト・クラスの車両。ファースト・クラスの車両ならば、ゆったりと座れて、のんびりと車窓の景色を楽しめるからね。
上の画像は、その列車の車窓から眺めたパリの南西に広がる田園風景。のどかで良いでしょ。ちょいと雲が多くて、お日様が顔を出したり隠れたりというのがもうひとつなんだけどね。ちなみに、今日の目的地であるシャルトルの街はボース平野の中にあるんだけど、そのボース平野は穀倉地帯なんだそうな。
シャルトル駅に到着シャルトル駅(そのホームの様子が下の画像)に到着したのは10時20分。パリのモンパルナス駅からは1時間もかからなかったね。
ちなみに、このシャルトルの街はパリから南西に約 80kmほど。人口は4万人ほどなんだそうな。このシャルトルの街の歴史は古い。フランスの首都パリ(古代の街ルテティア)を古代ローマ帝国が征服したのが紀元前52年なんだけど、1世紀にはこのシャルトルに街が築かれていたらしい。(余談ながら、イギリスの首都ロンドンを古代ローマ帝国が築いたのは西暦43年のこと。)
その古代ローマ帝国は長くキリスト教の信仰を禁止していた。例えばイタリアのローマを舞台に皇帝ネロはキリスト教徒を迫害したし、パリでもサン・ドニ(聖ドニ)がモンマルトルで斬首されている。ようやく4世紀に入って古代ローマ帝国皇帝コンスタンティヌスがキリスト教信仰を認めたんだけど、このシャルトルにキリスト教の教会が建てられたのはそれから間もなくのことだったらしい。
シャルトル駅前から眺めたシャルトル大聖堂ホームを歩き、シャルトル駅を出る。その駅前広場で見上げれば、もうシャルトル大聖堂(下の画像)が見えている。
これならばシャルトルの街の地図も不要だね。自分の眼に見えるシャルトル大聖堂に向かって歩けば良いのだから。でも、帰りには街の地図が必要だと気づいたのは後のこと。駅から大聖堂は見えるけど、大聖堂から駅は見えなかったんだ。
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