エディンバラ城でミリタリー・タトゥーの時間を待つエディンバラ城からロイヤル・マイルを歩き、セント・ジャイルズ大聖堂やホリールード宮殿を見て、エディンバラ市内で土産物を買い込む。が、まだ少し時間が早い。ホテルの部屋でしばし休憩だ。![]() エディンバラ城内に用意されたミリタリー・タトゥーの会場に入り、指定の座席に座る。まだ空は明るいし、ミリタリー・タトゥーの始まる時間にはまだ少し早い。が、既に満席に近い状態だ。
この会場にいる誰もが、日が落ちて暗くなり、ミリタリー・タトゥーが始まるのを、今か今かと待ちかねている。だって、この時期にスコットランドへ来て、エディンバラに滞在するといえば、それはミリタリー・タトゥーを見る為と言っても過言じゃないものね。
バグパイプの響きで始まったミリタリー・タトゥー夕陽に赤く染まった空が闇に変わるころ、エディンバラ城内の明かりが消えた。城の塔の上にほのかな灯りが見える。その灯りの中に浮かぶタータン・チェックのキルト。そしてバグパイプのもの哀しい響き。いよいよ、ミリタリー・タトゥーが始まった。![]()
スコットランドの調べとも言えるバグパイプは今までにも何度も聞いている。スコットランドの奥地、ハイランドのネス湖のほとりのアーカート城でも聞いた。昨夜のエディンバラ市内のホテルのレストランでのスコティッシュ・イブニングでも聞いた。ロンドン市内の路上のミュージシャン(バスカー)たちのバグパイプも聞いた。でも、今夜のミリタリー・タトゥーでエディンバラ城の塔の上で演奏されるソロのバグパイプのもの哀しさはピカイチだ。
明るくにぎやかなミリタリー・タトゥーといっても、ずっともの哀しいわけじゃないよ。ハイランド連隊バグパイプ・バンドのタータン・チェックを着た数十人の人々が奏でる勇壮なバグパイプもある。![]()
ハイランド・ドレスを着たスコットランドの女性たちによるスコティッシュ・ダンスもある。海外から招待された軍楽隊も見事な行進をしながらの演奏もあったよ。
ミリタリー・タトゥーのフィナーレはバグパイプ多くの人々が行進し演奏する一方で、エディンバラ城もスポット・ライトを浴び、ミリタリー・タトゥーは最高潮を迎える。![]()
やがて照明が落ち、客席が静まりかえる。流れてくるバグパイプの響き。姿を見せたタータンチェックの男。エディンバラ城で観衆を盛り上げたミリタリー・タトゥーのフィナーレは、やっぱりバグパイプだった。もちろん、それが最も似つかわしいんだけどね、ここでは。
ミリタリー・タトゥーについて毎年 8月に行われるエディンバラ・フェスティバルの多くのイベントの中でも、最も人気の高いのがエディンバラ城で行われるミリタリー・タトゥーだね。私たちが予約を入れたのたは 6月初旬だった。が、それでも最前列の席を確保することは出来なかったんだ。それほど人気がある。
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