サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の右側廊を歩くようやくサンタ・マリア・デル・ポポロ教会に入ったんだけど、この中には見所がいくつもある。
まずは右側廊(上の画像)から順番に見て歩くことにするかな。
ピントリッキオのフレスコ画「キリスト降誕」このサンタ・マリア・デル・ポポロ教会の右側廊でまず見逃しちゃいけないのは、下の画像にあるピントリッキオ(正確にはピントリッキオとその弟子たち)が描いたフレスコ画「キリスト降誕」なんだそうな。
ルネサンス期イタリアで活躍した画家ピントリッキオがこのローマのサンタ・マリア・デル・ポポロ教会で制作をしたのは、西暦1484年から1492年にかけてのことだったそうな。上の画像にあるフレスコ画「キリスト降誕」もその頃の作品なんだろうね。
デッラ・ローヴェレ家の礼拝堂ところで、上の画像に見たピントリッキオのフレスコ画「キリスト降誕」なんだけど、サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の一角にあるデッラ・ローヴェレ家の礼拝堂にある。ピントリッキオに制作を依頼したのも、同家出身の枢機卿だったそうな。ついでながら、このデッラ・ローヴェレ家から出た人物といえば、まずはローマ教皇シクストゥス4世だね。ヴァティカン宮殿の中のシスティーナ礼拝堂を建てさせた人物だね。 続いては、ローマ教皇ユリウス2世もデッラ・ローヴェレ家の出身だった。彼は西暦1506年から始まった今のサン・ピエトロ大聖堂の建設を命じた人物なんだそうな。また、システィーナ礼拝堂に天井画を描くようにとミケランジェロに命じたのも、このユリウス2世だった。
チボー家の礼拝堂サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の右側廊で、デッラ・ローヴェレ家の礼拝堂の隣にあるのはチボー家の礼拝堂(下の画像)だった。
ピントリッキオはこのチボー家の礼拝堂でもフレスコ画を描いたらしい。でも、後に同家の礼拝堂が改築された際にピントリッキオのフレスコ画は取り壊されてしまったんだそうな。もったいないことだね。
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