イタリア・バロックの芸術作品を集めたボルゲーゼ美術館ローマの人々が憩うボルゲーゼ公園の中を歩き、到着したのが下の画像にあるボルゲーゼ美術館だった。
この美術館、元々はボルゲーゼ家の荘園の建物だった。西暦1613年に建築を始めたものなんだそうな。但し、投機に失敗したボルゲーゼ家が西暦1902年に国家に売却し、この美術館も今ではイタリアの国有財産となっているみたいだね。
バロックの巨匠ベルニーニとボルゲーゼ美術館この美術館の建物や周囲の公園の元々の所有者であるボルゲーゼ家からは、ローマ教皇パウルス5世(就任は西暦1605年)やその甥の枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼ(就任は西暦1605年)が出ている。その二人から注文を受けていた彫刻家ピエトロ・ベルニーニの息子が彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニだった。特に枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼは後のイタリア・バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニにいくつもの彫刻作品を制作させ、その才能の開花を支援したらしい。そんなわけで、このボルゲーゼ美術館にはイタリア・バロックの巨匠ベルニーニの作品がいくつもあるわけだね。
上の画像は、かつてのイタリアの50000リラ紙幣に描かれていたベルニーニの肖像画なんだ。以前のイタリア旅行の際に土産物として持ち帰っていたもの。今回の旅行の際にはユーロに切り換えられていて、昔のイタリア・リラ紙幣は姿を消していたからね。
ローマ市内で見たバロックの巨匠ベルニーニの作品蛇足ながら、ボルゲーゼ美術館の中に入る前に、今回の旅で見たローマ市内にあるベルニーニ作品を列挙しておこう。イタリア・バロックに興味のある方は振り返ってみるのも良いかも。
ついでに、前回の「ローマとポンペイの旅」で見たベルニーニの作品も。
ボルゲーゼ美術館に入る前に注意事項をというわけで、いよいよお目当てのボルゲーゼ美術館に入るんだけど、中に入る前にちょっと注意事項を。このボルゲーゼ美術館の中ではカメラの使用や持ち込みは禁止されている。というわけで、これから御紹介するボルゲーゼ美術館関連の画像は、不本意ながらも現地で買った資料から取り込んだものなんだ。もう一つ大事なこと。このボルゲーゼ美術館の入館時間と一日に入館することの出来る人数は制限されている。事前に予約しておく方が良いみたいだよ。私たちは幸運にも予約なしで入ることが出来たんだけどね。運が悪ければ予約無しでは入館することさえも出来ないかもしれないね。
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