東西南北 春夏秋冬 ヨーロッパの旅

冬景色のトルコ
(1997年12月 - 1998年1月)


35. トルコのお土産 (トルコ、イスタンブール)

イスタンブール郊外のアタテュルク国際空港に到着したのは4時過ぎ。空港は驚くほどの大混雑だ。ガイドのハンさんによれば、メッカへ巡礼に行く人々が多いんだとのこと。なるほど、ちょうどラマダンの時期だからね。

仕方なく出国手続きの長蛇の列の後ろにつく。そこへ近づいてきた空港の係官。私達に向かって「日本人か ?? グループか ??」と尋ねる。「そうだよ。」と答えると、別の窓口に案内してくれた。そこでは待つことも無く手続きが完了。

外貨不足に苦しむトルコでは、外国人観光客は親切にされるわけだ。しかも、トルコの人々は極めて親日的らしいから、こんなこともあるんだろうねえ。とにかく助かった。「テシュキュール・エデリム !!」(有難うございました)。

イスタンブール空港のカフェにて

空港内のカフェでトルコのビールを買う。ところが、空いているテーブルが無い。テーブルを一人で占拠してビールを飲んでいる紳士を見つけ、相席して良いかと尋ねる。ニコニコと承諾してくれた紳士。

そこへ通りがかったのはツアーの仲間の女性二人。彼女達もテーブルを捜していた。ついでだから図に乗っちゃえ。相席の紳士に、この二人の女性も相席してよいか、と尋ねた。

再び「喜んで」という仕草で承諾してくれた紳士。話しかけてみたが英語は話せない。ドイツで働いているから、ドイツ語ならわかるという。ま、いいや。気にせずに話しちゃえ。私達は英語、彼はドイツ語で話が弾んだ。

やがて飛行機に乗り込む時間となった。ドイツ語を話すトルコ人の紳士に別れを告げ、ゲートに向かった。

ロンドンへ向かう飛行機の中で

飛行機の中で私の隣に座ったは、10代半ばの少女。たぶん、トルコ人だな。彼女に話しかけてみたが、英語はわからない様子。

家内の推測では、英国の家庭でお手伝いさんをしながら、英語の学校へ通わせてもらうんじゃないかとのこと。イギリスでは、それをオペアというんだけど、東欧や南欧の貧しい国々からロンドンに来ているオペアは少なくないんだ。

ロンドンのヒースロー空港に到着したのは夜の10時。飛行機を出る際、隣の席の少女がニコッと微笑みながら手を振り、バイバイと小さく言って去っていった。ロンドンで何が彼女を待っているのかわかんないけど、とにかく頑張れ。余計なお世話だけどさ。

ロンドンの自宅でトルコのお土産物の記念撮影

ロンドン郊外の自宅に辿り着いたのは夜中の12時。トルコ時間では深夜の2時だ。さすがに眠い。が、やることはやっておかないとね。我が家の場合、旅行から帰ったらお土産物の記念撮影をすることになっているんだ。その記念写真が下の画像。

トルコ土産の記念撮影

上の画像を見るだけで、あっという間に終わってしまった旅のことが頭に浮かぶね。一番左にある箱は、たぶんバラの香油だと思うんだけど、湖畔の街エーイルディルのレストランの売店で買ったんだよね。

右のタバコの上においてあるCDは、シルク・ロード沿いの街のドライヴ・インで買ったんだ。奥にあるワインはカッパドキアで買ったもの。

敷いてある絨毯もカッパドキアの絨毯直売店で買ったものだね。画像中央にあるビニール袋に入っているスパイス類は、イスタンブールのエジプト・バザールで買ったもの。その他、トルコ各地で買った絵葉書やガイドブックなどなど ... 。

関連書籍

参考になる・・・かもしれない本を探してみました。(本の題名をクリックすれば詳細が表示されます。)




コンスタンティノープル・イスタンブールと
小アジア(アナトリア)の歴史

今まで書いてきたとおり、コンスタンティノープル・イスタンブールや小アジア(アナトリア)には、先史時代から古代ローマやビザンティン帝国、オスマン・トルコの歴史が積み重なっているよね。そんな歴史に興味のある人は、下にあるページに寄り道してくださいね。

  1. コンスタンティノープル以前
  2. 新しいローマ 「コンスタンティノープル」
  3. ビザンティン帝国とコンスタンティノープル
  4. ビザンティン帝国とアラブ人との戦い
  5. セルジューク・トルコ
  6. オスマン・トルコの台頭
  7. オスマン・トルコによるコンスタンティノープルの征服
  8. オスマン・トルコとスレイマン大帝
  9. オスマン・トルコの衰退
  10. オスマン・トルコの落日
  11. ケマル・アタテュルクとトルコ共和国

【参考】都市別ツアー


【参考】ホテル検索


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